スズメバチを刺激してしまったら

スズメバチとの出会いでいちばん危険なことがチの巣があるのを知らずに近寄ってしまったり枝を伐採してしまったり蜂にとって攻撃的な行動をしたとき。あるいは、巣に触れたりゆらしたりしたときです。

この場合には、巣の中にいるたくさんのスズメバチがすぐに襲ってきます。そういうときはどうしたらよいでしょうか？
もし逃げられるのでしたらできるだけ遠くへ逃げましょう。ハチが追いかけてくる距離は、もっとも危険なオオスズメバチでも100ｍくらいといわれています。
逃げるときには手をふったりすることを避けて少し身をかがめ気味に逃げます。急な坂だったり障害物があるために急いで遠くへ逃げられないときには、巣からできるだけ離れて首から上を服などでかくして肌を露出しないようにします。そして、肌が出ているところをできるだけ少なくして身をかがめてその状態のままの姿勢で、その場所から少しずつ遠ざかっていきましょう。

スズメバチにさされてしまったら

スズメバチに刺された場合は、以下の対処法を行ってください。
●被害部位の洗浄
スズメバチに刺された場合、刺された部位を清潔な水で洗浄してください。清潔なタオルで水分を取り除き、消毒液や薬剤を塗布することで、炎症や感染症を予防することができます。
●氷や冷却シートの使用
刺された部位を冷やすことで、痛みや腫れを軽減することができます。氷や冷却シートを使い、被害部位を20分程度冷やしてください。ただし、氷や冷却シートを直接肌に当てすぎると、凍傷を起こすことがあるため注意が必要です。
●鎮痛剤の使用
痛みを和らげるために、鎮痛剤を服用することができます。ただし、アレルギー反応が出ている場合は、自己判断での薬の使用は避け、医師の指示に従ってください。
●注意すべき症状の確認
スズメバチに刺された場合、重篤な症状を引き起こす可能性があります。呼吸困難、意識障害、発熱、全身の蕁麻疹やかゆみなど、上記の症状が現れた場合は、直ちに医師の診察を受ける必要があります。

また、スズメバチによるアナフィラキシーショックと呼ばれる過剰なアレルギー反応が起こることがあります。この場合は、直ちに救急車を呼び、医療機関での治療が必要です。

京都府でスズメバチが特に多く目撃されている場所や被害状況
京都府では、スズメバチの生息地や目撃される場所は広範囲にわたっています。一般的に山林や森林地帯がスズメバチの生息地として知られていますが、都市部や農村地域でも目撃されることがあります。
具体的な場所としては、以下のような環境でスズメバチの目撃が多いとされています：

・山岳地帯: 京都府には多くの山があり、山岳地帯ではスズメバチの巣が見つかることがあります。特に森林や林道周辺など、自然環境が豊かなエリアで注意が必要です。
・農村地帯: 農地や果樹園周辺では、スズメバチが農作物や果実を餌として探しにくることがあります。特に秋の季節になると、スズメバチが農作物に集まることが報告されています。
・住宅地: スズメバチは巣を作る場所として屋根裏や物置、庭の木などを好みます。住宅地での目撃例も報告されており、特に春から夏にかけて注意が必要です。

被害状況については、スズメバチの攻撃による刺傷や巣の被害が報告されています。スズメバチの攻撃は単独で行われることもありますが、巣が近くにある場合は集団で攻撃されることもあります。巣に近づくことや脅かされる行動をすると、スズメバチの攻撃を引き起こす可能性が高まります。
スズメバチの存在に注意し、巣や巣の近くには近づかないようにすることが重要です。特に巣の存在が疑われる場所では、専門の業者による巣の駆除を依頼することをおすすめします。